スーパーやコンビニなどで、
たくさんの種類がある飲料水を前に、
つい、立ち止まって悩んでしまうことはありませんか?
今回は、このような「選択のパラドックス」について紹介します。
内容
選択のパラドックスとは?
選択肢が多いと一見
満足度が高まりそうですが、
選択肢が多いことによる悪影響が2つあります。
1. 無力感が生まれる
あまりにも多くの選択肢があると、
人は選べなくなってしまい無力感を感じます。
2. 満足度の低下
たとえ無力感に打ち勝って決断を下したとしても、選択肢が多いと選択肢が少ない場合と比べて、自分が選んだ選択肢への満足度が低下します。
これらを選択のパラドックスと言います。
興味 ≠ 購入ではない?選択肢の数が違うだけで販売数が○倍に!
ここで「選択のパラドックス」の具体的な事例を紹介します。
試食ブースでの2種類の販売テストの比較です。
検証実験の結果はいかに…?
検証①試食ブースで6種類のジャムの販売数をテスト
260人が通過した中の40%がブースにとまった。最終的に購入したのは30%。
・平均購入個数:1.39個のジャムを購入
・合計販売数:43個
検証②試食ブースで24種類のジャムの販売数をテスト
242人が通過した中の60%(145人)がブースにとまった。最終的に購入したのは3%のみ。
・平均購入個数:1.5個のジャムを購入
・合計販売数:6個
ブースの前で立ち止まった顧客の数は、24種類のジャムの方が多かったものの、
しかし、最終的に購入した人数は、
6種類のジャムを販売したときの方が多く、
購入率は10倍
となりました。
選択のパラドックスの回避法は?
選択のパラドックスに陥らないようにするためには、
事前に選択肢を絞っておくことが大切です。
ズバリ、
3択に絞ること
をオススメします。
単に選択のパラドックスの逆を付くのでなく、
いくつかの心理的根拠があります。
「極端の回避性」もその1つです。
極端の回避性
選択肢を3つ用意した場合に、真ん中が最も選ばれやすくなる心理。ただし選択肢が4つを超えると「選ばない」という選択をとる可能性が高くなる。
できるだけ、4つ以上の選択肢にしないよう心がけましょう!
【まとめ】 サイトにも「選択のパラドックス」の対策を!
よって
Webサイトであれば、
対象ページ内の選択項目を精査し、顧客が迷わず、購買行動に繋がるページ構造となるような施策の立案をオススメします!
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