「宮内庁御用達」や、「グッドデザイン賞受賞」などのフレーズを
CMや、商品パッケージなどでよく見かけます。
こういったフレーズは、
「権威性の効果」
を狙って作られたものです。
今回はこの「権威性の効果」について紹介します!
内容
人は本能的に「権威」に弱い
この「権威性の効果」を裏付ける実験があります。
「ミルグラムの実験」というものです。
ミルグラムの実験とは?
教師役と生徒役に分け、
問題を間違えたら電気ショックを流すように教師役の被験者へ指示を出す。
指示は、白衣を着た権威ある博士らしき人物が行う。問題を一問間違えるごとに、15Vずつ電圧を上げるように指示(教師役に責任は一切ないことを明確に伝える)。
※実際に電流は流しません。絶叫している録音音声のみが聞こえる状態。
この実験の結果はなんと、
62.5%の人が最大V数である450Vまで
スイッチを入れ続けました。
権威で思考停止になってしまう
この実験により、人間は本能的に権威に従い(思考を放棄し)、
通常であればとらない行動
をとってしまうということがわかりました。
この実験そのものは、かなり残酷な実験ですが、
この効果自体は、私たちの生活の一部として使われています。
薦めた人の肩書きによって購入率に変化が!
例えば、
「権威性の効果」はよくマーケティングに用いられます。
この効果の検証実験があります。
権威性の効果はいかに…?
子供をスクールカウンセラーに連れてきた母親に、
発達に関する書籍を紹介するという実験で、
カウンセラーが名前だけを名乗った時は、
保護者は誰も本を買い求めませんでした。
ですが、カウンセラーが医師として自己紹介した場合は、
17%の保護者が書籍を購入したのです。
(参考文献はこちらから。)
【まとめ】 ターゲットに合わせた「権威性」を示そう
冒頭でも紹介した
「宮内庁御用達」や、「グッドデザイン賞受賞」などの
「権威」を感じる印象/キーワードが入ったものには、
本能的にポジティブな感情を持つ傾向があります。
「ターゲットにとって何が権威を感じるのか?」という視点を加えて、
記事を執筆してみると効果的なので、
ぜひ皆さんも試してみてください!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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