見落としがちなWordPressのパーマリンクを徹底的に解説!正しく設定してる?

WordPressのパーマリンク設定

 

初心者ブロガー

WordPressも導入したし。早速記事を書き始めよう!

ーーちょっと待って下さい。「パーマリンク」を正しく設定していますか?

 

初めて聞く言葉かもしれませんが、「パーマリンク」はブログを始める上でまず知っておきたい知識です。

正しいパーマリンクはSEO(検索エンジン最適化)に効果があり、あなたの記事の順位が上がりやすくなります。

また、パーマリンクの設定を忘れてのちのち変更するのは、非常に面倒です。

そこで本記事では、以下を説明していきます。

  • パーマリンクの設定とはなにか?
  • WordPress(ワードプレス)のSEOに効果的なURL
  • WordPressのパーマリンクのカスタマイズ方法

 

パーマリンクは初心者ブロガーが見落としがちな知識。
丁寧に解説するので、絶対に覚えておきましょう。

【前提】SEOに効果的なURLって?

パーマリンクの設定の仕方を紹介する前に、

「URLとは何か?」を知っておく必要があります。

 

ブログのURL

 

上の画像が「URL」と言われるものです。

URLって聞いたことはあるけど、よくわからない。

ーー簡単に言えば、インターネット上の記事の場所を知らせる住所のようなものです。

 

インターネット上にある無数のブログが「世界」だとしたら、
あなたのブログはその中の「マンション」のようなもの。

 

そしてマンションの各部屋が、あなたの一つ一つの記事となります。

その部屋の住所がURLです。

 

実はURLには、ブログに最適な形があります。

最適URLは記事を説明するキーワードが含まれていて、
「人間」と「検索エンジン(Google)」の両方で読むのが簡単なURLのことです。

 

その結果、記事の上位にランクインできる可能性も高まります。

 

具体的にどんなURLが「人間」にも「検索エンジン」にも愛されるの?

ーーSEO対策に良いURLと、悪いURLの2例を紹介します。一緒に見ていきましょう。

 

【SEOに効果的なURLの例】

https://buzzence.com/blog/blog-rewrite

→記事の内容を伝えるとともに、読みやすいURLになっています。

 

【SEOにあまりよくないURLの例】

https://buzzence.com/blog/?p=10467

→記事の内容がわかりにくい上に、読みづらいです。

 

違いはURLの末尾だけですが、

前者のURL(https://buzzence.com/blog/blog-rewrite)の方が「人間」と「検索エンジン」に好ましいURLです。

 



パーマリンク設定でURLを変えよう

早速正しいURLに設定しなくちゃ!でも何をしたらいいんだろう?

ーーパーマリンクを設定することで、適切なURLにできます。

 

先ほど例であげた、「URLの末尾の部分」を「パーマリンク」と言います。

この部分が鍵を握るわけですが、WordPressではパーマリンクの設定を簡単に確認・変更することができます。



パーマリンクをまず最初に設定すべき理由

いきなり小難しい話だ‥。なぜ最初に設定する必要があるの?

ーー記事を公開したあとに設定を変えようとすると、かなり面倒くさいからです。
なのでWordPressをインストールしたら、まず初めに設定しましょう。

 

書いた記事を公開した後に、パーマリンクを変えると以下の悪影響がでます。

  • 記事の順位が下がる。
  • 外部リンクと内部リンクが無効になる
  • リダイレクトが必要になる。

SEOに悪影響!記事の順位が下がる

パーマリンクを変えることで、その記事の評価がリセットされます。

すると当然、検索順位が下がることになります。

1位の記事でもパーマリンクを変えると、大きく順位が下がってしまうのです。



外部リンクと内部リンクが無効になる

URLが変わるので、外部リンクと内部リンクもリセットされます。

外部リンクと内部リンクってなに?

ーー「外部リンク」とは、外部のサイトの記事にある、自分の記事へのリンクのこと。
つまり、他の人のブログに自分のブログのURLを貼ってもらうということです。

 

ーー「内部リンク」とは、自分の記事にある、他の自分の記事へのリンクのこと。
他の記事を見てもらいたい場合に、リンクを貼ります。

 

外部リンクと内部リンクはSEO対策に重要で、順位を上げる要因になります。

パーマリンクを変えると、貼ってあるURLも変わるので、リセットされてしまうのです。

リダイレクトする必要がある

 

どうしてもパーマリンクを変更しなくてはいけない場合。

リダイレクト処理が必要になります。

リダイレクト処理ってなに?

ーー特定の記事ページから、別の記事ページに転送することです。

 

Googleは公開された記事の情報を保管しています。そこには当然URLも含まれています。

なのでパーマリンクを変えて、記事のURLを変更しても、「パーマリンク変更前の記事」が検索結果に表示されてしまう可能性があるのです。

するとその記事をクリックしても、記事にアクセスすることはできません。

なので、「変更前のURLの記事」をクリックしても、「変更後のURLの記事」に自動的にアクセスできるようにする必要があります。

これがリダイレクト処理です。

この作業が必要になるので、記事公開後のパーマリンク変更は面倒になります。



WordPressでパーマリンクを設定する方法

では、実際にパーマリンクを設定していきましょう。

WordPress管理画面から、パーマリンク設定ページにて変更することができます。

 

 

管理者のダッシュボードから、「設定」>「パーマリンク設定」をクリックします。

 

パーマリンクの設定

 

すると、次のようなページが表示されます。

 

パーマリンクの設定

 

ここから6つの選択肢から選択することで、パーマリンクを設定することが可能です。



おすすめのパーマリンク設定は「投稿名」

WordPressのパーマリンク設定では、いくつか選択肢があります。

  • 基本
    https://buzzence.com/?p=123
  • 日付と投稿名
    https://buzzence.com/2018/10/06/sample-post/
  • 月と投稿名
    https://buzzence.com/2018/10/sample-post/
  • 数字ベース
    https://buzzence.com/archives/123
  • 投稿名
    https://buzzence.com/sample-post/
  • カスタム構造
    自分でURL構造を選択できる。

 

たくさん選択肢があるけど、どれを選べばいいかな?

ーー「投稿名」を選んでおけば、間違いないです。

 

「投稿名」のパーマリンクは、短くてシンプルなため、最もSEOに効果的でおすすめです。

 

投稿名パーマリンクの事例紹介 「サロンの教科書」

 

私自身お仕事でもオウンドメディアを作ることが多いので、その例を紹介します。

「サロンの教科書」というメディアでは、完全に投稿名のみです。

 

後述する「カテゴリー + 投稿名」もわかりやすくて良いと思いましたが、このケースではカテゴリー自体の文字数が膨らむため、「投稿名」のみを採用しました。

 

参考 サロン開業前に知っておくべき3つのことは?<br /> サロンの教科書

 

「日付と投稿名」のパーマリンクは、ややSEOに効果的。しかしURLが長すぎるデメリットがあります。

さらに、しばらくしてから定期的にコンテンツを更新しても日付は古いままなので、コンテンツが古くなったように見えてしまいます。 「月と投稿名」も同様です。

しかし逆にいえば、これらのパーマリンクは日付を入れて「最新性」を見せることができるため、ニュースサイトなどには最適です。

 

【体験談】サイト設計と組み合わせるとSEOにも効果的

ちょっとだけ中級者向けの話を。

サイト設計ができてるのとできてないのでは、SEOに対しての伸びが全く違います。

サイト設計に関しては、こちらでも解説してます。

▶︎ まだブログ記事量産してるの? | 35記事でも7万PV取れるSEO対策を公開【図解】

 

そこで、良い例とされるのが以下の構造。「カテゴリー > 各記事」という状態です。

 

そして、URLに投稿名とともにカテゴリ名を追加することができる「カスタムパーマリンク」もSEOに良いとされています。

カスタムURL構造を使用するには、カスタム構造ボックスにタグを追加する必要があります。

「利用可能なタグ」から「/%category%/」と「/%postname%/」を選び以下のように並べます。

カスタムURL構造:/%category%/%postname%/

 

するとパーマリンクが自動的に、/カテゴリ/記事タイトル/と設定されます。

ちなみにBuzzenceは、この設定です。

注意

後で記事のカテゴリーを変えると、パーマリンクも変わってしまいます。

なのでカテゴリーを設定する可能性が高い「雑記ブログ」では、おすすめしません。

とりあえず「投稿名」に設定しておけば安心です。



投稿画面でパーマリンクを実際に変更する

「投稿名」でパーマリンクを設定しても、
記事のタイトルが日本語の場合、URLも日本語になってしまいます。

以下の画像の通りです。

 

URLが日本語なのは良くありません。

リンクのURLを読み込むのは、人間ではなく検索エンジンだからです。
基本的に、検索エンジンは日本語のURLを識別することはできません。

なので記事に関連する英語に変えます。

 

まずは「編集」をクリック。

 

日本語を消して英語にし、「OK」をクリックすれば完了です。

 

パーマリンク設定の注意点は3つ!

パーマリンクは英語にすれば、何でもいいのかな?

ーーいいえ、パーマリンクを書くときには気をつけるべきポイントが3つだけあります。

 

1.テーマに関連する英単語

パーマリンクの英単語は、その記事のテーマに関連する英単語で書きましょう。

例えばこの記事であれば、

「how-to-set-permalink」

となっています。

直訳では、「パーマリンクのセットの仕方」です。

この記事のテーマに、きちんと沿ったものになっています。

2.単語はハイフンでつなぐ

先ほど紹介した

「how-to-set-permalink」

のように、複数の単語を繋げてパーマリンクを設定する場合は

必ず「ハイフン(-)」で繋いでください。

3.長すぎないシンプルな構造に

一般的にはパーマリンクは短い方が良いです。

理由は、Googleのコンテンツに関するガイドラインにしっかり明記されているため。

サイトの URL 構造はできる限りシンプルにします。論理的かつ人間が理解できる方法で(可能な場合は ID ではなく意味のある単語を使用して)URL を構成できるよう、コンテンツを分類します

さらに、

たとえば、航空機(aviation)に関する情報を探している場合、http://en.wikipedia.org/wiki/Aviation のような URL であれば、見ただけで必要な情報であるかどうかを判断できます。

http://www.example.com/index.php?id_sezione=360&sid=3a5ebc944f41daa6f849f730f1 のような URL 自体は、ユーザーの関心を引くことはほとんどありません。

このようにGoogleは、シンプルなURLを好んでいるのです。

なので簡潔に、一目でみてどんな記事かわかるパーマリンクを目指しましょう。



まとめ

SEO対策において、パーマリンクは見落としがちですが、最初に知っておくべき内容です。

ブログを初めてしばらく経ってから変えると、せっかくもらった外部リンク等も外れてしまいます。

今すぐパーマリンクの設定をして、「人間」からも「検索エンジン(Google)」からも好かれるブログを目指しましょう!

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